2013/02/17 Category : 病犬(やまいぬ)の吠声(はいせい) 恒例 半醒半酔、寤寐(ごび)の間(あわい)で惑いながら、己の体を点検する手続から僕の朝は始動する。先ずは頭部。今朝は脳が輪切りされ、横断面が一致しない厭わしい幻覚。種々の頭痛やら眩暈やら何やらを一通り嘗め尽くす。続いて四肢に意識を移すが、又候(またぞろ)の按配で書き表す気も起きない。床を抜け出して食餌を摂る。滅多にない悪寒が襲うが、それ如きが何等の痛痒を僕に与えるだろうか。攪乱する脳と振戦する手足で、今日も日常と対峙する。 PR
2013/02/14 Category : 箱庭の一隅にて ―minecraft プレイ雑記― From Your Valentine 本日は聖ワレンティヌスの殉教日、畢竟ずるにバレンタインデーである。先日より、Minecraftを新たなデータで開始したので、それに基づいた拠点を建てた。見ての通り、ハート型物件である。入って一階は形の都合、倉庫である。狭い階段を上がると2階となる。上がって直ぐはリビングに見立てた作業スペース。奥は寝室である。部屋を壁で区切らないのが、常からの拘(こだわ)りである。扨(さ)て、再び屋外に出、ハッチから地下へ下りると小部屋になっている。書斎といったところだろう。ここではエンチャントとポーション作成が可能である。このように、オブジェでありながらも一通りの拠点としての機能は兼ね備えているのである。最後に夜景を披露。満足の出来である。
2013/02/04 Category : 病犬(やまいぬ)の吠声(はいせい) 転換 頃来、状態が捗々(はかばか)しくなく、煩わしい日々が続いている。先ず寝床から這い出る事から大儀であって、覚醒したその刹那、前額の頭痛と同時に後頭部の不快感を感じる。恰(まる)で鬱陶を張り憑けられたかの様なそれを知覚すると、その腕だか脚だかが圧し掛かったの如く身動(みじろ)ぎが取れなくなる。腕は痺れ震顫し、脚には鈍い痛みも伴って儘ならない。鬱陶は眼球にも伸び、眩暈に襲われ瞼を閉じざるを得ない。兎に角和らぐまで臥せた状態で凌ぐが、起床したところで状態は変わらないのだ。現に今も。扨(さて)、僕をこうも悩ませている業病の正体であるが、どうも周知されていないらしく、糅(か)てて加えて病名から別のものと誤解され易いのである。転換性障害――ご存知だろうか。先述の間違えられる病気とは、同じ音の癲癇(てんかん)である。僕は曲がり形(なり)にも医療に関して大学校で得業したのだが、不勉強な上、精神疾患については履修していなかったものだから、偏見と自虐に充ちた説明となる事を予め布石として打っておく。身体表現性疾患だの疾病利得だのは云うまい。調べれば出てくるものであるし、以前のBlog『コトバ noise ミ』で述べていた筈だ。どうも無駄口が過ぎる。一言で済まそうとすれば、“我儘を拗(こじ)らせた病気”、だろうか。更に単語で済ませば只二文字、“逃避”。全く誠に実以て僕らしい、御誂(おあつら)え向きである。
2013/01/25 Category : 日乗(にちじょう) ―“現代書生”の色色とその生活― 過去 童心に返る、とはよく云うが、青春は戻らない。加えて、詩人シェリーの文句を引くのならば、“失われたよろこびはもはや苦痛にすぎない”。
2013/01/15 Category : 箱庭の一隅にて ―minecraft プレイ雑記― 先行 『新世紀エヴァンゲリオン』と云うアニメ作品があるのは周知の事であろう。僕はその当時の熱狂的ブームを経験した世代であり、傾年、“新劇場版”として再び話題を呼んでいるが、実の所、全く観た事が無いのである。とは云え、多少なりの耳知識で、ヒロイン格の一人“綾波レイ”が圧倒的人気を誇る登場人物である事は知っている。翻って、僕の厭き癖については散々述べてきた通りだが、Minecraftの自キャラスキンに早くも厭きて終ったのである。並行して楽しんでいるゲームのキャラクターを模している事も加担しているのだろうが。そこで、白羽の矢が立ったのが、先述の綾波レイなのである。朝から資料集めから始めて、ようやっと出来上がった。制服は簡単そうだったので戦闘スーツを選択したが、そのスーツのデザインが、テレビアニメ版・新劇場版・初登場版・何何機搭乗版だのややこしく、若しかすると所々誤りがあるかもしれない。