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人魚廼舎 詞藻苑  NINGYO NO YA ―shisou en―

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僕と云う人間に就(つ)いて

タイトル通り、僕は二十過ぎて未だに自らのことを「僕」と称している。


活字が好きである。
読書はあまりしないが、本蒐集癖がある。
辞書を愛読している。


阿棹、という名は勿論筆名である。

尊敬する詩人萩原朔太郎の「明星」に短歌を寄稿した際の筆名「美棹」に由来する。
明星を代表する与謝野晶子も好きなので両得。
また、歌人原阿佐緒も意識した。

一応、
萩原       朔  太 郎
HAGIWARA SAKUTARO
と後講釈だが、うまく採れた。
案外、美棹もそこからなのかも知れないが。

本名は実に凡庸なものだ。

二つ名は、「現代書生」、「病犬(やまいぬ)」、「人生落伍者」


中肉低背で小柄。
鳩尾の辺りから下腹部に掛けて線上の痕があるのが特徴。

視力は極めて低く、眼鏡を掛けている。

髪質は縮毛。
不精者な為、散髪に一年以上行っておらず伸ばし放題である。


転換性障害(ヒステリー)持ち。
目下、失職中で、無為無策に過ごしている。
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