2013/02/17 Category : 病犬(やまいぬ)の吠声(はいせい) 恒例 半醒半酔、寤寐(ごび)の間(あわい)で惑いながら、己の体を点検する手続から僕の朝は始動する。先ずは頭部。今朝は脳が輪切りされ、横断面が一致しない厭わしい幻覚。種々の頭痛やら眩暈やら何やらを一通り嘗め尽くす。続いて四肢に意識を移すが、又候(またぞろ)の按配で書き表す気も起きない。床を抜け出して食餌を摂る。滅多にない悪寒が襲うが、それ如きが何等の痛痒を僕に与えるだろうか。攪乱する脳と振戦する手足で、今日も日常と対峙する。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword