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人魚廼舎 詞藻苑  NINGYO NO YA ―shisou en―

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書厨/書淫/書痴

読書に関する言葉を集めてみた。


◇書厨(しょちゅう)
①本棚。書棚。
②ただ読書するだけで、その知識を活用する才能のない人。


「厨」と見聞きすると、オタク気質な僕は「厨房(=中坊)」とか何何中毒の「○○厨=中)」などの類かと発想して仕舞うが、本来「厨」という漢字は箱とか箪笥を意味するようだ。

同じような言葉に「書蠧(しょと)」「蠧魚(とぎょ)」があるが、どちらも紙魚(しみ)という書物を食害する虫の事を云う。
これは云われたら相当厭(いや)だ。害虫扱いかと。
本棚のほうが幾等(いくら)か救われる。

孟子の言葉に「悉(ことごと)く書を信ずれば則(すなわ)ち書無きに如(し)かず」とあるのも結構衝(つ)いてくる。
「お前は本読むな」云われたみたいだ。


◇書淫(しょいん)
読書にふけること。非常に書物が好きなこと。また、その人。


この場合の「淫」は、「淫する=度を過ごして熱中する、耽(ふけ)る」という意味である。

因(ちなみ)に、前後逆にして「淫書」とするとエロ本になる。
「書淫」というエロゲがあるらしい。

閑話休題。


◇書痴(しょち)
①読書ばかりしていて、世の中のことにうとい人。
②書物の収集に熱中している人。ビブリオマニア。


前者に関しては、学者に対して云う似たような言葉があったような気がするが、生憎(あいにく)今思い出せない。

後者は割と身に覚えがある。
蒐集癖。
書架に並んであるのを見ると陶然(とうぜん)として仕舞う。ジョジョやら西尾維新やら。



と、『机上の泉』はこの様な容(かたち)で進めていきたいと思う。
読んで戴いた方々のお役に立てたら同慶の至り。
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